IT業界に限った話ではありませんが、会社が社員のメンタルヘルスケアを意識することは非常に重要です。何らかの理由によって精神的な疲労が溜まっている社員は、いずれ限界を迎える可能性があります。休職で済めばまだ良い方で、退職により会社の戦力が大きく低下することも十分にあり得るでしょう。一方、社員にとっては、会社側がメンタルヘルスケアを重視してくれるとは限りません。そこでエンジニアは、セルフケアを心がけることが大事です。
IT業界はブラック企業が多いというイメージが持たれていますが、これは間違いではありません。近年ではそうした問題のある会社は減少傾向ですが、労働条件などに著しい問題がある会社は確かに存在しており、精神的に追い詰められるエンジニアも珍しくないのです。問題のある会社に入ってしまい、精神的に追い詰められる可能性は拭いきれません。また、納期の厳しさなどの理由によりエンジニアが精神的な負担を感じるケースもあり、セルフケアが非常に重要となってきます。
メンタルヘルスケアに力を入れている会社であれば、社員はストレスチェックやカウンセリングなどを受けられるでしょう。しかし、そうした制度がない会社で働いていてつらさを感じた場合は、精神面のカウンセリングを行っている医療機関を探すことが大切です。精神的なストレスは肉体的な不調につながることもあるので、セルフケアを心がけ早め早めに対処していくようにしましょう。